壁紙ビデオ
動画を壁紙にできるのが特徴のメディアプレーヤーです。
宜しければどうぞ。
ファイルを読み込んだ状態。
ビデオウィンドウモード。
壁紙ビデオモード時のデスクトップのイメージ。
アイコンやウィンドウの下にあるのは壁紙画像ではなく動画です。
目次
端的に言ってしまえばメディアプレーヤーです。
ただしちょっとひねっています。
wmvファイルやmpeg、aviファイルなどの動画を壁紙のようにデスクトップの背景で再生します。
他のウィンドウやデスクトップのアイコンを隠すことなく、その後ろで動画が再生されます。
動かしてみた様子
他のウィンドウの背後で動画を再生するため、スクリーン画面いっぱいに拡大表示します。
ビデオのアスペクト比によっては上下あるいは左右がトリミングされたようになります。
デスクトップの真ん中でちょこんと再生させていたのではどうせ他のウィンドウに隠れてしまうのであまり意味がないという判断でこういう仕様としています。
対応メディア
再生可能なメディアは大体WindowsMediaPlayerと同じです。
WindowsMediaPlayerで再生できればこのプログラムでもOK(のはず)ということです。
ただし、DVDには対応していません。
このプログラムはDirectShowを利用しているため、ffdshowやFLVSplitter、MP4Splitterなどをインストールして利用すればDivXやflv、movなどの再生も可能になります。
flvファイルを再生させるにはffdshowとFLVSplitterをインストールし、ffdshowのビデオデコーダの設定でFLV1をONにすることで再生できます。
YouTubeの高画質モードのmp4ファイルはffdshowとMP4Splitterをインストールし、ffdshowのビデオデコーダの設定でH.264/AVCをONにし音声デコーダの設定でAACをONにすることで再生できます。
DivXはffdshowのビデオデコーダのDivX関連のコーデックをONにすることで再生できます。
詳しくはそれぞれ
をどうぞ。
プレイリストの読み込みはm3u、m3u8、pls、wplに対応しています。
主な用途
動画のBGM的垂れ流し…でしょうか。
動画や音楽ファイルのチェックやまじめな鑑賞用途にはあまり向いていないでしょう。
普通のメディアプレーヤーのような動画をウィンドウに表示することもできるようになりましたが、かといって高機能なわけでもクールな外観でもまったくないですし。
まぁ、一発芸というかジョークプログラムのようなものだと思ってもらえれば。
※このプログラムに動画は内臓していません。
プログラムを起動して「ファイル」メニューからPCのハードディスクなどにある動画を選択して開くことでデスクトップの背景で動画を再生するものです。
主な機能
- 壁紙ビデオモード。
- 終了時の再生位置を記録して次に起動するときに再現します。
- アイコンをシステムトレイに入れるオプションがあります。
動作確認
Windows XP SP3, Windows 7 SP1で動作確認。
Vistaではわかりませんが動くかも知れません。
Windows 8、10では壁紙ビデオにできません。
95や98、meでは動きません。
このプログラムには下記の制限があります。
- Windows 7(多分Vistaでも)で動画を再生させるとAero テーマがオフになります。
その際画面が一瞬ブラックアウトします。
ブラックアウトした後このメッセージがポップアップします。
- 他のプログラムでオーバーレイが使われている場合、壁紙ビデオには出来ずウィンドウモードで表示されます。
壁紙ビデオはハードウェアオーバーレイというものを利用して実現しているのですが、このハードウェアオーバーレイはいくつも使えるものではなく、(PCによって違いますが)一つか二つ程度しか使えません。
そのため既に他のプログラムでハードウェアオーバーレイが使われてしまっているとそれ以上は使えないので壁紙ビデオを実現できないというわけです。
- デスクトップだけでなく色の値で RGB が 16,0,16 の色の部分は他のウィンドウだろうが絵だろうが所かまわず映像が映ってしまいます。
16,0,16 の色のところにビデオ映像を映す(オーバーレイする)ということです。
インストール
専用のフォルダを作り、wallvideo.exeをコピーするだけでOKです。
アップデートはwallvideo.exeを上書きするだけでOKです。
wallvideo.exeと同じフォルダには以下のファイルが作られます。
- wallvideo.ini - 設定ファイル。
- wallvideo.playlist - 前回終了時の再生リストを記録したリスト。
- wallvideo.find - 前回終了時の検索リストを記録したリスト。
- wallvideo.history - 前回終了時の履歴を記録したリスト。
- wallvideo.wallpaper.bmp - 壁紙ビデオ用に動画をオーバーレイさせるための設定画像。
アンインストール
専用のフォルダごと削除します。
専用のフォルダを作らなかった場合は以下のファイルを削除します。
- wallvideo.exe - 本体。
- wallvideo.ini - 設定ファイル。
- wallvideo.playlist - 前回終了時の再生リストを記録したリスト。
- wallvideo.find - 前回終了時の検索リストを記録したリスト。
- wallvideo.history - 前回終了時の履歴を記録したリスト。
- wallvideo.wallpaper.bmp - 壁紙ビデオ用に動画をオーバーレイさせるための設定画像。
レジストリは動画を再生する場合に壁紙の情報を書き換えます。
それ以外には書き込みません。
壁紙ビデオ
wallvideo.exe 2014-10-16:Ver 3.2.6.260
ファイルは圧縮していません。
ダウンロードしてそのまま実行できます。
ソースコード
ソースコードは公開しているというよりもバックアップ目的です。
なので見通しは悪いですしこれらとは別に共通ライブラリもダウンロードしてセットアップしないとコンパイルできません。
- ファイル
- 開く...
再生するファイルを選択します。
複数ファイルの選択が可能です。
- フォルダを開く...
フォルダを選択します。
サブフォルダ中のファイルも含めてリストアップします。
- 選択フォルダのみ開く...
サブフォルダ中のファイルは含めず選択フォルダにあるファイルのみリストアップします。
- 終了
プログラムを終了します。
- リスト
- 開くときに追加
ファイルやフォルダを開くときにリストに追加します。
チェックがオフの場合リストを置き換えます。
- フォルダ名も表示
ファイルの名前だけでなくフォルダ名も含めて表示します。
- ファイルのフォルダを開く
- 選択ファイルを再生
- 再生中のファイルへ移動
再生中のファイルへリストを移動します。
- 再生リストへ移動
- リストをクリア
リストをクリアします。
- 選択ファイルを削除
選択したファイルをリストから削除します。
リストから削除するのみでファイルそのものは削除しません。
- 選択ファイルを再生リストからも削除
- 再生中のファイルを再生リストから削除
現在再生中のファイルをリストから削除します。
リストから削除するのみでファイルそのものは削除しません。
- ソート
リストをソートします。
- ファイル名でソート
フォルダ名も含めたファイル名でリストをソートします。
- フォルダ名でソート
ファイルのフォルダ名のみでリストをソートします。
- 名前でソート
フォルダ名を除いたファイルの名前のみでリストをソートします。
- 種類でソート
ファイルの種類(拡張子)でリストをソートします。
- シャッフル
リストをランダムに並べ替えます。
- 表示
- 再生リストを表示
- 検索リストを表示
- 履歴を表示
- ビデオ画面を表示
- コピー
- タイトルをコピー
- アーティストをコピー
- アルバム名をコピー
- プロパティ
- 再生
- 再生/一時停止
再生と一時停止を切り替えます。
- リプレイ
- 停止
再生を停止します。
- 前へ
再生中のファイルの前のファイルを再生します。
再生中のファイルがリストの最初のファイルであれば最後のファイルを再生します。
「ランダム再生」にチェックがある場合、再生履歴をたどることはせず「次へ」と同じくリストからランダムにファイルを選択して再生します。
- 次へ
再生中のファイルの次のファイルを再生します。
再生中のファイルがリストの最後のファイルであれば最初のファイルに戻って再生します。
「ランダム再生」にチェックがある場合、リストからランダムにファイルを選択して再生します。
- ミュート
消音。
- ビデオ
- 壁紙ビデオ
- 表示モニター選択
- 部分拡大
- 拡大
- 縮小
- 実寸表示
- 高さをビデオに合わせる
- オプション
- ランダム再生
リスト順ではなくランダムにファイルを選んで再生します。
- ffdshowを優先使用
- 情報パネルを表示
選択ファイルの各種情報を表示するパネルを表示します。
- ステータスバーを表示
ステータスバーを表示します。
- アイコンを通知領域に表示
タスクバーではなくタスクトレイ(通知領域)にアイコンを表示します。
- ヘルプ
- 壁紙ビデオ ヘルプ
ローカルにヘルプファイルがあれば表示します。
- バージョン情報
プログラムのバージョンを表示します。
- 「開く」 再生するファイルを選択します。
- 「フォルダを開く」 サブフォルダ中のファイルも含めてリストアップします。
- 「選択フォルダのみ開く」 サブフォルダ中のファイルは含めず、選択フォルダにあるファイルのみリストアップします。
- 「再生中のファイルへ移動」 再生中のファイルが見えるようにリストを移動します。
- 「フォルダ名も表示」 ファイルの名前だけでなくフォルダ名も含めて表示します。
- 「開くときに追加」 ファイルやフォルダを開くときにリストに追加します。チェックがオフの場合リストを置き換えます。
- 「ソート」 リストをソートします。このボタンはソートを行うと、そのソートコマンドに変更されます。
- 「選択ファイルを削除」 選択したファイルをリストから削除します。
- 「再生中のファイルを削除」 現在再生中のファイルをリストから削除します。
- 「情報パネルを表示」 選択ファイルの各種情報を表示するパネルを表示します。
- 「ランダム再生」 リスト順ではなくランダムにファイルを選んで再生します。
- 「ファイル情報」 ビデオの大きさ、フレームレート、長さ、ファイルサイズを表示します。
※課題
・半透明ビデオ。
・ツールバーのカスタマイズ
・ビデオウィンドウをフロート可能に
・プレイリストをファイル名だけでなくタグ情報やファイル情報も含めて保存するためバイナリ形式に変更。
・検索のループ。
・情報欄にサムネイルの表示。
・シークバー上にマウスがある時のサムネイル表示。
2014-01-06:Ver 3.2.4.254
- ffdshowを優先使用オプションを取りやめ。
インストールされていれば優先使用するようにした。
- ツールバーの「開く」「フォルダを開く」「選択フォルダのみ開く」のボタンと「壁紙ビデオ」のボタンの挙動がおかしくなる不具合を修正。
ただし原因がよく分からないため予断は許せず。
2014-01-02:Ver 3.2.3.254
- 壁紙ビデオのモニター選択メニューの各ポップアップメニューの連動がうまくいっていなかった不具合を修正。
- オプションに「ffdshowを優先使用」を追加。
デバッグ目的。
- ビデオのウィンドウモードの時のビデオレンダラを旧ビデオレンダラからVMR9に変更。
- ビデオのウィンドウモードで次のメディアを開く時タスクバーがフラッシュしてしまう不具合を修正。
- レジューム後、検索リストのアイテムをダブルクリックすると再生リストの当該アイテムに行かず常に再生リストの先頭のアイテムに行ってしまう不具合を修正。
2013-12-28:Ver 3.2.2.250
- 壁紙ビデオのモニター選択のチェックがうまくいかなくなっていた不具合を修正。
MenuItemのActionプロパティのチェックをオンにしなければならなかったのをMenuItemのチェックをオンにしていたため。
2013-12-22:Ver 3.2.1.250
- ビデオの部分拡大に対応。
- 壁紙ビデオのツールボタンの挙動を調整。
2013-11-16:Ver 3.2.0.249
- ビデオのウィンドウモードの表示に対応。
- 検索リスト作成機能実装。
- 検索のオプション指定に対応。
and検索とor検索と検索条件の反転(not)
- 履歴のリストを残すようにした。
- 再生リスト、検索リスト、履歴、ビデオ画面をタブで切り替えるように変更。
- /b オプションで静止画取得機能を表示。
- 情報欄のタイトル、アーティスト、アルバムのコピーに対応。
マイナーバージョンアップ。
2013-10-07:Ver 3.0.18.245
- 「開くときに追加」を追加。
- 「再生中のファイルをリストから削除」を追加。
- 30秒スキップ、30秒バックスキップの不具合を修正。
- ソートのシャッフルで2回に1度エラーが起きてしまう不具合を修正。
- ツールボタンのソートを直前にソートしたものに変更するようにした。
2013-08-19:Ver 3.0.17.240
- 再生ファイルが変わるときに情報パネルの表示がリストの最初のメディアのものになってしまう不具合を修正。
- ビデオ表示ウィンドウの表示に対応。
ただしビデオのウィンドウ表示には未対応。
壁紙ビデオの覗き見ができるにとどまる。
2012-12-29:Ver 3.0.16.236
- ビデオのサイズがモニターのサイズと違う場合隙間なく拡大するはずがそうなっていなかった不具合を修正。
2012-12-20:Ver 3.0.15.234
- ポップアップメニューにステータスバーの項目を追加していなかった不具合を修正。
2012-11-26:Ver 3.0.14.233
2012-11-07:Ver 3.0.13.233
- サブウィンドウがタスクマネージャのアプリケーションタブに表示されていた不具合を修正。
2012-09-05:Ver 3.0.12.233
- 前回の修正でプレイリストが読み込めなくなっていた不具合を修正。
2012-08-29:Ver 3.0.11.233
- メモリリークが起きていた不具合を修正。
- ファイル取得時にフォームのタイトルバーに取得状況を表示するようにした。
2012-08-17:Ver 3.0.10.232
- アイコンをタスクトレイに入れた時に最小化するとタスクバーにアイコンが表示されてしまう不具合を修正。
- アイコンをタスクトレイに入れている時にタスクトレイのアイコンを右クリックするとメニューのポップアップと同時にウィンドウが元のサイズに戻ってしまう不具合を修正。
2012-08-16:Ver 3.0.9.232
- オプションでアイコンをタスクトレイに入れるにチェックを入れた時タスクバーにアイコンが残ってしまう不具合を修正。
2012-08-07:Ver 3.0.8.230
- 前回の修正でリストの複数選択ができなくなっていた不具合を修正。
2012-07-30:Ver 3.0.7.230
- ローカルのヘルプファイルの表示に対応。
- メインメニューの表示の時にメニューの状態の更新を行っていなかった不具合を修正。
2012-07-27:Ver 3.0.6.230
- ステータスバーを非表示にした。
- 「再生できないファイルを確認」のオプションを非表示にした。
- メニューのヒントや表示の抜けを修正。
2012-07-16:Ver 3.0.5.230
2012-07-13:Ver 3.0.4.230
- リストのソート機能を実装。
- 再生中のファイルの情報をツールバーに表示するようにした。
2012-07-11:Ver 3.0.3.230
- 再生できないファイルを確認なしでリストから削除する時に画面の更新を行うようにした。
リストから連続して大量の項目を削除する時にフリーズしてしまったように見えるのを防ぐため。
2012-06-26:Ver 3.0.2.230
- シークバーの動きを滑らかにした。
- マウスジェスチャー実装。
2012-06-12:Ver 3.0.1.230
- ボリューム実装。
- ランダム再生でファイルを読み込んだときに、読み込んだファイルの中から再生ファイルを選ぶはずがそうなっていなかった不具合を修正。
2012-06-05:Ver 3.0.0.230
- 大幅に仕様変更。
壁紙ビデオモードに特化。
メインウィンドウはなし、リストウィンドウとサブウィンドウのみ。
- ウィンドウもUnicodeに対応。
メジャーバージョンアップ。
それ以前の詳細はこちら